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金沙江、階段形水力発電所4カ所を建設

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長江三峡ダム・プロジェクトの法人である中国長江三峡ダム・プロジェクト開発総公司は2月11日、同公司が金沙江流域で階段形水力発電所4カ所を建設することを明らかにした。この4カ所の発電所の設備総容量は3850万KWに達し、二つの三峡ダムの発電量を上回る。現在、金沙江台形水力発電所建設は準備段階にある。

金沙江は全長3300キロ余、落差は5100メートル余、水エネルギー蓄積量は1億1200KWで、全国の水エネルギー総蓄積量の16%を占めている。金沙江の豊かな水エネルギー資源を開発するため、国は三峡ダム・プロジェクト総公司が三峡ダム工事の発電による収益を利用し、金沙江発電所を段階的に建設することを認可した。昨年10月、国は渓洛渡、向家はという2カ所の水力発電所建設の立案を認可した。渓洛渡発電所の設備容量は1260万KW、年間発電量は576億KWHである。向家は発電所の設備容量は600万KW、年間発電量は293億KWHである。この2カ所の発電所は四川省と雲南省が隣接するところにあり、いずれも洪水防止、発電、航行、灌漑などの総合的な機能がある。

そのほか、金沙江で開発されるその他の2カ所の発電所は設備容量740万KW、年間発電量339億KWHの烏東徳水力発電所と設備容量1250万KW、発電量550億KWHの白鶴灘水力発電所である。

これらの発電所はいずれも国の西電東送(西部の電力を東部へ送ること)の重点プロジェクトであり、西部開発戦略の重要な構成部分である。

これらの発電所プロジェクトの実施側として、中国長江三峡ダム・プロジェクト開発総公司は2003年に10億元を投じて金沙江を開発することを計画している。渓洛渡、向家は発電所は前期工事が始動し、烏東徳白鶴灘水力発電所はフィージビリティースタディーを行っているところである。真っ先に建設される渓洛渡発電所は年内にの金沙江開発の重点となり、今年道路、橋、給電、給水、通信、気象などのインフラ建設を全面的に展開する。フィージビリティースタディー・レポートによると、同発電所は2008年12月に水をせき止め、2014年7月に最初の発電ユニットが発電をはじめ、2017年に工事が竣工する。

「チャイナネット」2003年2月20日


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