1997年10月14日より10月23日まで,再びエチオピアの首都アディスアベバに滞在しました。
首都のアディスアベバは,標高2400mに在って今は雨季で毎日雨が降り,階段を上ると息切れがして(エレベーターが殆どない),我々がとまったヒルトンホテルの周りはスラム街のような民家が建ち並んでいました。しかし緑豊かで,整った顔かたちの黒人の国で,ODAに従事している人たちの中には,何人かここの人々と結婚していると聞いています。何か心の中に日本人と共通する謙譲のようなものが在り,歌も,特に日本の演歌のリズムに人気が在るそうです。我々のカウンターパーツも,「心は日本人と似ているんだ」と,親しそうに話していました。
ナイルの上流に当たり,ナイルの水源はここだといわれていて,エジプトの人々は上流のこの国の水の使い方に敏感だといわれています。事実,青ナイルが西のスーダンとの国境から入ってきて,首都のアディスアベバの北を掠めるように北に方向を変えて,タナ湖に達します。これが一つのナイルの源流であり,ここに降る雨が毎年のナイルの流量を支配するといわれています。
従って,電力も水力発電が多く,約40万KWの全設備のうち,37万KWが水力です。
新たに撮った写真を載せます。