Ethiopia

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1997年7月28日より8月7日まで,エチオピアの首都アディスアベバに滞在しました。アフリカは良く知っていても,エチオピアは私にとって初めての国でした。国土面積1.1百万平方km(日本の約3倍)に58百万人が住んでいます。今までは,飢餓に襲われた可哀相な人々が溢れているとか,皇帝ハイレシェラシェが日本を訪れたとか,昔のシバの女王の伝説とか,最近まで社会主義体制を取っていて住みにくい国,程度の知識しかありませんでした。

首都のアディスアベバは,標高2400mに在って今は雨季で毎日雨が降り,階段を上ると息切れがして(エレベーターが殆どない),我々がとまったヒルトンホテルの周りはスラム街のような民家が建ち並んでいました。しかし緑豊かで,整った顔かたちの黒人の国で,ODAに従事している人たちの中には,何人かここの人々と結婚していると聞いています。何か心の中に日本人と共通する謙譲のようなものが在り,歌も,特に日本の演歌のリズムに人気が在るそうです。我々のカウンターパーツも,「心は日本人と似ているんだ」と,親しそうに話していました。

ナイルの上流に当たり,ナイルの水源はここだといわれていて,エジプトの人々は上流のこの国の水の使い方に敏感だといわれています。事実,青ナイルが西のスーダンとの国境から入ってきて,首都のアディスアベバの北を掠めるように北に方向を変えて,タナ湖に達します。これが一つのナイルの源流であり,ここに降る雨が毎年のナイルの流量を支配するといわれています。

従って,電力も水力発電が多く,約40万KWの全設備のうち,37万KWが水力です。



1997年10月18日,オープン間近のゴルフ場でプレー


エチオピア国全図


アディスアベバ付近地図


写真集


1. アディスアベバ市内,高層ビル群が立ち並ぶ,車も多く日本車が50%ぐらいかな?

2.ヒルトンの裏に密集する民家,「スラム」と言ったら,良く知る友人から「あれはアダチさん,スラムではありません」とお叱りを受けた。

3. アディスの北の道路,台地の上にあり 「京都の北大路」と言う感じ,郊外の山から運ばれる薪が環境問題,と問題にする人々がいる,「女性が30kmも薪を肩に担いで運び,一日に100円ほど稼いでいる」と新聞記事で読んだが,私に見たのは薪を運ぶロバだった。

4. アディスの北の郊外で見かけた親子,家の中から揃って出てきて,写真を撮って,とポーズを取った。殆どがクリスチャンだが,10%ぐらいいるモスレムの村落と見た。

5. アディスの北の郊外で見かけた子供たち,少女の顔立ちには「シバの女王」の面影がある?

6. アディスより南100km,アワシュ河に,1960年に建設されたコカ発電所のダム。43MW。

7. アディスより南100km,ナザレ市のホテルで見た結婚式,プールの周りに席が設けられている。



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