Cambodia
平成10年2月
フンセン砲撃後,選挙前夜

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平成10年2月1日,約1年ぶりのプノンペンを訪ねる。

昨年7月に訪ねる予定のところ,出発直前にフンセン派がラナリット派を攻撃して治安が悪化,やっと落ち着いたところで今回のプノンペン入りとなったわけであるが,何となく不気味な雰囲気を感じながら空港に降り立った。しかし,町の中は全く変わらず,市民は一見平穏な生活を送っている。外国人はやはり夜の外出を諦める必要があり,各所で事件が起こっているとのこと。今回は,最初に出来たホテルカンボディアーナに宿泊したが,このホテルの周辺は夜は強盗が出没するとの噂もある。日本橋の対岸の国道5号線沿いのきらびやかなレストラン群の繁栄は相変わらずで,カウンターパーツのカンボディア人は,「足立さん,これが治安が悪というのかね!」と言っていたが,問題は銃砲等の武器が野放しであることである。何時になったら仕事の全国展開が出来るのであろうか。

問題は,今年の総選挙が成功するかどうか,フンセン派とラナリット派の確執を考えると,甚だ心許ない。





対岸より「日本橋」を望む,中央に日章旗,「土地の上なら問題だが,橋の上なら良かろう」


写真


日本の無償で完成した市内のディーゼル発電所,2台で1万KW,主要な電源となっている

プノンペンからトンレサップ川沿いに北に伸びる国道,モーターバイクに荷車を繋いでいる。

プノンペン付近,トンレサップ左岸の堤防の上を自転車で走る女子中学生の通学風景

トンレサップ川左岸下流より眺めた「日本橋」

トンレサップ川左岸より眺めた対岸プノンペン港,日本の無償で復旧された。

相変わらずモーターバイクが飛び交うプノンペンの目抜き通り。

「ペンおばさんの丘」の麓,市民の憩いの場,象が繋がれている


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