Morocco
1999年9月
パリ経由ラバット,フェズ,マラケシュ,カサブランカ

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1999年9月4日成田発,パリ経由でモロッコに入る。今回の旅行の圧巻は,久しぶりにモロッコ全国を走り回って,主要な都市を訪れ,そこを足場に近辺の川筋を見て歩くことであった。フェズとマラケシュは既に何度も足を運んでいるが,南のアガディール方面は初めてで,大いに期待をして,9月7日の午後,ラバットよりフェズに向かった。前回は随分時間がかかったが,3ヶ月前に高速道路が完成して,一気に飛ばすと僅か2時間の距離となっている。フェズに早めにつくが,フェズの町をつぶさに見て歩くほどの時間的余裕はない。とりあえず,前回も行ったが,北の山の斜面に立つメリディアンホテルのテラスで,世界文化遺産となっているフェズの旧市街を見下ろしながら,しばしのお茶の時間を楽しむ。前回は12月で,寒くて寒くて,テラスに出られなかったが,今回は快適で,日の暮れるまでテラスに居座ってしまった。と言うことでモロッコ国内旅行をスタートし,翌8日はフェズから一気にマラケシュまで行き,マラケシュに2泊して,9月10日,山際を南に下がって,一度タルーデントに立ち寄って,その夜はアガディール泊まり,翌11日に一気にカサブランカまで走った。 本当は海岸を走りたかったのだが,時間の都合でマラケシュまで帰って,そこからカサブランカという平凡なコースになってしまって残念だった。12日にもとのラバットに帰還,下の写真はその6日間のスナップである。

今回のテーマーは「水」であったが,初めてモロッコの国内を旅行した私の同僚も,この国で如何に水が大切か,水のためならいくらでもお金をかける,水さへあれば何でも出来る,と言う中東独特の雰囲気が分かったようだ。事実,水面というものを見たのは,一度遭遇した中規模ダムの水面と,ホテルのプールぐらいなものだと言っても過言ではない。アトラスの山沿いに,高速道路のように走っているコンクリート造りの基幹水路や,網の目のように張り巡らされたコンクリートパイプ,緑があれば,必ずそこには水源がある,水源がなければ緑はない,というこの国の実情をつぶさに見て回った。ただ,マラケシュの北のアメズミズを初めとするアトラスの斜面は,急峻な山に囲まれて,豊富な水源を誇っており,これをどのように平野部の潅漑に有効に回すことが出来るか,これが一つの開発のポイントである。今回は行かなかったが,フェズの北のウエルガ流域にも同じことが言える。


写真

9月7日,ラバットよりフェズに入る

9月8日,フェズよりマラケシュへ

9月9日,マラケシュより山の中,アメズミズへ

9月10日,アガディールへ

9月11日,アガディールよりカサブランカへ

9月12日,カサブランカよりラバットへ帰還


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