１９９９年１１月２２日，初めてナイジェリア最大の都市ラゴスに足を踏み入れる。面積９５万平方ｋｍの国土に１億５千万の人が住み，しかも南部は石油とガスの生産が行われていて，国土は中央を貫く大河ニジェール川が流れている。今年の２月の選挙でオバサンジョ大統領が勝って，１５年に亘った軍事政権が終焉し，５月にオバサンジョの民政に移行して，西側からの援助を期待して活気に満ちてはいるが，民族同士の争いがあって，南部の石油地区は治安が良くなく，足を入れるのは難しい。首都は北のアブジャで，ラゴスから遷都したもので，造った町だから綺麗だが，長くいる人に聞くと，ラゴスの生活より味気ないという。この国は少し写真写りが良くない国で，いつも北の砂漠からの砂嵐のせいでどんよりとしており，余りよい景色に出会わなかった。その代わりカメラが子供達に向かって，いつもと少し違う写真集となった。（続くつもり） ー ロンドンにて
写真集
