Mobile in Pakistan

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シリアのモバイル報告の後,ロンドンから,11月25日,英国航空の夜行で,26日イスラマバードに入る。イスラマバードではすべてのホテルが満員で,町中のゲストハウスに落ち着く。最悪のコンディションの中でモバイルに挑戦,11月30日の次男の初の長男誕生をモバイルで追っかけたり,大変。イスラマバードでの仕事を12月3日に終えてカラチに飛び,寝る時間もなくバンコクに向かい,バンコクの空港ホテルからモバイル,12月5日成田着。これはこの間のモバイル記録である。


英国航空でイスラマへ


11月25日午後,ロンドンのガートウィック空港から夜行でイスラマバードに向かう。電話で再確認するときに全席禁煙席というので,私は死ぬかもしれない,と言ったら,「あなたがイスラマについても生きていることを私が保証する」。とにかく乗ってマンチェスターに立ち寄るが,乗客の乗り込みが遅れて2時間も待たされる。このとき,機内よりGSM携帯電話でIBMのマンチェスターのAPにダイアルアップ接続する。ニフティが出ないのでおかしいなと思いながら切ったが,考えて見れば11月26日の夜中,ニフティは休んでいたな,と思い出した。


イスラマバード


11月26日早朝イスラマバードに入る。在外事務所が用意してくれたホテルが,コンティネンタルゲストハウス,これはモバイルが難しいなと思っていたら,案の定,電話機への接続も難しく,部屋からは直接ダイアルできるのは市内のみ,最悪である。前回イスラマバードのホリデーインに泊まったときに,下の事務所でインターネットを使っていたので,ちょっと貸して,といってその設定を見てみると,地元のComsatsと言うプロバイダーを使っていた。IDやDNSサーバーの設定は盗み取ったが,どうしてもパスワードが分からない(当然か),仕方がないので,ホテルと話し合いをして,特に滞在中部屋で1時間900ルピー(約2700円)で使うことでパスワードを教えてもらった。実はこのパスワードが生きていないかと期待をしていたのだ(勿論お金は払うつもりであった)。

さてまずケーブルの接続だが,これは途中の繋ぎ目から分岐すると言うことで対応(写真2参照),この作業は自分でも出来るが,テープが必要だし,ホテルに頼んでやってもらう。その結果できあがったリモートオフィスが,写真1である。次はプロバイダーだ。カラチにはIBMのAPがあるが,イスラマからカラチまでの電話代が,国内電話にも関わらず,分3ドルと,とんでもない高い。まずホリデーインのコムサットのパスワードを試してみるが,やはり安全のため前回私がチェックアウトしてから変更されている。前のメモを探してみると,コムサットの電話番号が残っていたので,電話して,旅行者だけれども一時的に加入できるか,と聞くと問題ないという。日本ではこうは簡単には行かないだろう。

とりあえず加入料2000ルピー(6000円),月料金200ルピー,接続料仮払い1000ルピー,合計3200ルピーでIDとパスワードがその場で与えられる。設定は既に知っていたので,夜,設定して繋いでみる。結構ごたごたしたけれど,最終的にはきれいに繋がり,安定していて28800のスピードは完全に出ており,問題なくニフティマネージャーもネットスケープも動いた。安定度は,一旦繋がれば切れることなく日本のニフティハイパーより安定している。丁度,大統領と首相が喧嘩をしており,情勢がよく分からないので,ロイターや日本語のニュースで確かめながら,情勢が把握できた。

COMSATの電話番号は,9206604から7で,私の担当者は Javaid 氏,このネットは,イスラマバードの他カラチ,ペシャワールにもAPを持っている。帰るときに立ち寄って精算すると500ルピーほど余っていた。手持ちのルピー3000を預けて,しばらくそのままおいておくことにする。月料金が200ルピーなので,少なくとも1年間は私のIDが生きていることになる,今のところ出張の予定はないが。




ゲストハウスに開設されたリモートオフィス
左に伸びているのが電話線
タンスの上で足が入らず肩を痛めた




ゲストハウスの電話接続
汚い分岐接続でも通じた


カラチ


12月3日夕方カラチに向かい,夜10時頃市内のホテル,マリオットには入る。電話設備は完璧である。ここにはIBMのAPがあるので,これで試したが,あの11桁の電話番号はおかしい,カラチは7桁だから。幸いイスラマのコムサットが生きていたので,少しごたごたしたが何とか接続,翌朝3時起床なのでメールを読むのもそこそこに,眠ってしまう。


バンコク空港ホテル


午後早くバンコク入り,アマリエアーポートホテルに入る。ここはさすがに,モバイルには卒がない。写真に示すように,机の前に,電源と電話の差込口がある。装置としては最高である。ところが問題なのはプロバイダーである。バンコクというのは,国内プロバイダーの優遇措置か,なかなか難しいのである。コンピューサーブのINFONETやTYMNETで手動でニフティに繋いでいた頃は良かったが,何とIBMのAPがないのである。このことに気が付いたのは初めて。Homegateが運用停止しているので,このときのために契約しておいたDTIを初めて試してみる。バンコクのつなぎ方は少し変わっているので,いろいろ苦労したが,何とか最後は繋がる。アジアの都バンコクで通信できないようでは,ボバイルエクスパートの名前に恥じる,少し焦った。

結局予定通り成田に帰ってきて,時差ボケの朝おきの間にやったことは,Homegateに替わるiPassの加入業者を捜すこと,次週からのカメルーンには絶対必要だから。これは日を改めて発表したい。




バンコクのアマリ空港ホテル
机の前に電源と電話の差込口


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