Syria
1999年2月
ダマスカスと地中海沿岸

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1999年2月21日,まだ寒い成田を発ってフランクフルト経由,22日ダマスカス入り,3月2日ダマスカスを発ってフランクフルト経由3月3日,暖かくなった成田へ帰着,これは11日間の旅の記録である。ダマスカスは世界最古の現存都市の,相変わらずの賑わいであるが,今回苦労したのはインターネットのアクセス。シリアは比較的発展した世界の都市の中でも,ベトナムと並んでアクセスの難しい国である。副大臣クラスが,常にインターネットを見ている,と言っているのでおかしいなあと思ったら,各省の幹部クラスだけが使えるアクセスポイントがあるらしい。2年後を目指して一般開放と言っていたが果たしてどうなるか。今回の訪問直前に大統領選挙があってアサド大統領の4選を決めたが,町にはアサド大統領の肖像画に並んで息子たちの写真が飾られており,世襲への準備が始まったのかと勘違いする。5月には,隣のパレスティナの独立が予定に昇っているが,これを前後に周囲の混乱が気になるところである。日本からの援助も増えているが,これもシリアの軟化を促すもので,経済発展の波が進むと,シリアももう引っ返せないと思うが,政権をとるためには,そんなこと も言っておれない,と言うことは既にカンボディアのフンセン首相に見てきたところである。滞在中の2月26日,日帰りで300km離れた北の地中海沿岸を訪ねたときの写真も収録した。このシリアは,最近石油ガスの生産が増えてきており,「我々のボーリングが水平堀の技術が必要」と冗談混じりの話を聞いたが,これは隣のイラクの石油を盗み取る方が早い,と言う意味である。ユーフラテスのとることの水争い,しかし最近では,トルコも含めた周辺諸国との電力連携も視野に入れながら,発展の道を探ろうとしている。イスラエルとの関係や,国際的にも波乱含みである。


フランクフルト

シュタイゲンホテルの前の通り,今朝は早朝吹雪き,ここは建物で有名
シュタイゲンホテルの玄関,この前の方にゲーテの家がある


ダマスカス

ダマスカスの市街,カシオン山を背景に
ダマスカス市内,該当に飾られた綺麗な市内道路
シェラトンホテルの窓より見たダマスカス市内のビル群
カシオン山中腹より,同行の小島岳晴君,26歳,独身
カシオン山中腹より望むダマスカス,いかにもオアシスの中の町


地中海沿岸へ

電力公社の壁に貼ってあった地図,イスラエルとの国境線がない
ダマスカスより北に向かってハマ近くの激しい交通
ラタキア南に建設された日本の円借款によるバニアス火力発電所
発電所のボイラー塔の上から見た北のラタキア港
バニアス近辺の山上に見える古城,イスラムの城で約700年前
ラタナの海岸に開発された新興住宅街,1軒200万円検討,安い!
ラタナのレストランの対岸に見えるシリア唯一の島,歴史上の侵攻の足がかり
ラタナレストラン沖,事故にあった廃船,地中海でも嵐に遭うのか
ハマの近辺,日本の無償援助によるジャンダール電力訓練所


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